昨年、営業を停止した台北市の民生西路と重慶北路の交差点にある商業施設「台北円環」を管理する台北円環公司は３日、静岡県や兵庫県など日本で花と鳥のテーマパーク「花鳥園」など５施設を展開する加茂グループが同施設に入居すると発表した。大幅な改装を施し、複合エコロジー・レストランとして開業する計画で、夏休み前のオープンを予定している。４日付経済日報が伝えた。
円環公司の張殿文運営長によると、同社への新しい出資者が加茂グループ関係者と交流があり、共同で約１億台湾元（約２億6,000万円）以上を投じることを決めたという。円環の再生を図りたい同社と、世界展開を進めたい同グループの思惑が一致したようだ。
円環公司は、珍しい花や鳥が見られるレストランは、ファミリーやカップル向けに人気が期待できるとしている。しかし、円環は３階建てで空間が限られているため、新事業が成功するかどうかは未知数だ。
同社は台北市市場処と2016年までＲＯＴ（改修・運営・譲渡）契約を結んでいる。
