ニュース 石油・化学 作成日:2012年2月4日_記事番号:T00035194
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の1月売上高は、前月比5.9%増の1,230億2,000万台湾元(約3,200億円)だった。原油価格の上昇で台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)と台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は増収、川下顧客が春節(旧正月)休みだった台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)と南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は減収だった。4日付蘋果日報が伝えた。
台塑化は売上高を700億元台に戻しており、曹明総経理は「困難な時間は過ぎた」と宣言した。台化も芳香族炭化水素第3工場の稼動とパラキシレン(PX)の値上がりが寄与した。台化のPX工場(年産能力82万5,000トン)は自社用の高純度テレフタル酸(PTA)の生産だけでなく、PX単独の販売も可能で、今年の売上成長への貢献を期待している。
南亜プラスチックスは1月は不振だったが、今年はフタル酸ジオクチル(DOP)の中国への輸出は、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)によってゼロ関税が適用されたことを受けて、通年で前年比増収を見込む。台塑は、ポリ塩化ビニル(PVC)市場が供給量減少によって安定が見込めるため、第1四半期の業績は昨年第4四半期を上回る見通しだ。
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