ニュース 電子 作成日:2012年2月4日_記事番号:T00035200
プロセッサー大手の米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は3日、証券アナリスト向け説明会で、28ナノメートル仕様のアクセラレーテッド・プロセッシング・ユニット(APU)への移行を先送りし、40ナノメートル仕様の製品の生産を継続する方針を明らかにした。その結果、台湾積体電路製造(TSMC)が引き続き40ナノ製品の生産を受注する見通しとなった。4日付工商時報が伝えた。
AMDは今年、ミドルエンド、ローエンドのパソコン向けに低電力の28ナノ仕様APU「クリシュナ」「ウィチタ」を発売する予定だった。しかし、生産委託先として予定していたグローバル・ファウンドリーズ(GF)による生産体制の確立が遅れたため、AMDは既存の40ナノ技術を「延命」させ、TSMCに継続発注することにした。
AMDは28ナノ仕様のAPUをTSMCに発注することも検討したが、開発には1年以上かかり、年内発売にはスケジュール的に間に合わないと判断したもようだ。
TSMCが生産するAPUは、「Brazos 2.0」「Hondo」の2種類で、いずれも40ナノ製造プロセスでの生産となる。なお、TSMCは既に「サザンアイランズ」シリーズのグラフィックICをAMDから28ナノ製造プロセスで受注している。
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