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20~24歳の失業率、昨年は12.7%=主計処


ニュース その他分野 作成日:2012年2月6日_記事番号:T00035206

20~24歳の失業率、昨年は12.7%=主計処

 行政院主計処の最新調査によると、昨年失業率が最も高かった年齢層は20~24歳で12.71%に達していたことが分かった。台湾全体の失業率4.39%の3倍、経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の約2倍の高さだ。5日付中国時報が伝えた。

 25~29歳も厳しい状況にあり、大学院卒以上の学歴や数年間の職務経歴があっても失業率は7%以上だった。

 しかし一方で、大手求職サイト、1111人力銀行による昨年末の調査では、新規採用を検討中の企業の91%が人材難を訴えている。社内でポストが空いて新たに採用しようとしても、面接に来る求職者の中に望ましい人材がいないというのだ。

 高学歴の若者の高失業率の高さについて1111人力銀行は、▽実力がないのに要求が高い▽学歴の高さと業務上の能力は比例しない▽職務経験が足りない──の3要素が影響して企業の評価が低いためと分析する。

 また、同業の104人力銀行は若者の間には就職に当たって▽在学時の専門と産業界の状況の不一致▽本人と企業のタイプ不一致▽報酬の不一致▽価値観の不一致──の「4つの不一致」が就職難の要因と指摘している。