ニュース 電子 作成日:2012年2月6日_記事番号:T00035220
市場調査機関、ディスプレイサーチが4日発表した2月上旬の液晶パネル価格動向によると、各製品向けともに1月下旬から横ばいとなった。パネル業界は非需要期を迎えたものの、各メーカーが生産稼働率を柔軟に調整して供給量をコントロールしていることから需給バランスは均衡を保っており、5カ月連続の横ばいとなった。5日付工商時報などが伝えた。
テレビ用パネルは、生産調整に加え、欧米市場で顧客の在庫が正常な水準まで低下し、調達の動きが高まったことが価格の維持につながった。ただ、中国市場では12月をピークに1月から需要に陰りがみられるという。
またノートPC用は、第2四半期に発売する新製品向け調達が始まったが、価格を下げて購買意欲を刺激したいPCメーカーによる値下げ要求と、まもなく出荷が始まるとされるiPad3など向けに生産能力を確保しておきたいパネルメーカーとの駆け引きの結果、横ばいとなったようだ。
ディスプレイサーチは3月の価格動向について、第2四半期に発売する新製品向け出荷や中国の労働節(メーデー、5月1日)連休需要向け出荷が3月下旬から始まるが、価格が上昇するかどうかはその調達規模によるとしている。
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