ニュース 社会 作成日:2012年2月7日_記事番号:T00035231
台北市警察局中山分局交通分隊の羅大偉(42、未婚)警察官は、「ばかだった」としょげ返っている。というのも、観光客にピストルを披露したことがばれ、大目玉をくらったのだ。
事の起こりは4日、台北市中山区にある忠烈祠で勤務中、日本人観光客に出くわしたことがきっかけだった。警察官の装備を尋ねられた羅警察官は、思わず得意になってピストルを取り出し、日本人観光客に披露。この様子を見かけた台湾人観光客が、警察官にあるまじき逸脱行為だと、新聞社に通報したのだ。
通報者によると、この日午前10時頃、5~6人の日本人観光客が一人の警察官を囲んでいたので、好奇心から近づいて見たところ、警察官がピストルを取り出して観光客に見せていた。この間約10分。そして、日本人観光客は忠烈祠の内部を見学した後、再び警察官のところへ戻り、今度は警察官から手渡されたピストルを、一人ずつ順番に触っていたという。中には、弾倉を取り外す操作をして得意になる者もいたとか。羅警察官は「観光客にピストルを手渡す前に、弾倉は取り外した」と主張しているのだが…。
羅警察官の行為について、同僚からは「信じられない」と驚きの声が上がっている。というのも、台湾ではピストルは「警察官の第二の命」ともいわれ、外国人観光客にいとも簡単に触らせるなど、もってのほかだからだ。万一、発砲などアクシデントが発生すれば、どうするつもりだったのだろうか?
羅警察官は警察専科学校出身で、すでに18年の職歴を持つベテラン。普段の勤務態度もよく、これまで何も問題を起こしたことがなかった。ふとした気の緩みでやってしまったのだろうか?
台湾では過去に、警察官が勤務中に弾の入った弾倉を紛失した不祥事もあったが、外国人観光客を目の前にして自ら「武装解除」するとは、少々やりすぎではないか。
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