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陳冲行政院長、「富民経済」掲げる


ニュース その他分野 作成日:2012年2月7日_記事番号:T00035237

陳冲行政院長、「富民経済」掲げる

 6日に就任した陳冲行政院長は、「富民(民を富ませる)経済」をテーマに掲げ、経済政策を運営していく意向を強調した。7日付工商時報が伝えた。

 陳行政院長は同日午前、行政院で呉敦義前行政院長から業務の引き継ぎを受け、講堂に掲げられた対聯(縁起の良い言葉を対句で記した装飾)にある「民富国強」という言葉について触れ、「人々にお金があれば、国家は自然に強くなる。人々が安心すれば、世の中も順調にいく」と語った。

 その上で陳行政院長は「富民経済」の意味について、「『富』は単に金銭的価値を指すものではなく、生活の質、文化水準の向上をも目指すものだ」とし、金銭面にも心理面にも幸福感をもたらす政策運営を目指す考えを示した。

 台湾経済の方向性については、「経済モデルの転換が必要だ。低コストを強調するのではなく、科学技術の革新、文化や独創性、研究開発(R&D)力に訴えるべき」と述べた。また、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)や自由貿易協定(FTA)の重要性も指摘した。