「鼎王麻辣鍋」や「無老養生鍋」といった火鍋料理店を展開する鼎王餐飲集団が焼肉市場に進出する。塩焼きに特化した焼肉店「塩選」１号店を４月、台中市公益路にオープンさせる予定だ。同グループの陳世明董事長は、今年末までに７店舗の展開を目指すと語った。７日付経済日報が伝えた。
陳董事長は、台湾の多くの焼肉店は油や塩分が多すぎると指摘し、塩選は全く新しい健康的な焼肉を提供すると強調した。厳選した牛肉を自社で熟成し、市販品と比べナトリウム含有量を20％以上抑えた塩を使用することで、おいしくてヘルシーな焼肉を提供すると語った。食べ放題形式ではなく、平均消費金額は１人当たり約800台湾元（約2,000円）を見込む。
そのほか火鍋料理店も、台北、桃園、板橋、竹北、高雄などで新たに７店舗を新設し、今年末には17店舗まで拡大する計画だ。これに焼肉店を加え今年の売上高は前年比1.5倍の15億元を目指す。さらに中国進出も視野に入れており、３年以内に売上高30億元に挑む考えだ。
