ニュース 石油・化学 作成日:2012年2月7日_記事番号:T00035252
中国工業信息化部(工信部)は先ごろ、第12次5カ年計画(2011~15年)の石油・化学項目に関する発表を行い、台塑集団(台湾プラスチックグループ)が中国・浙江省寧波市にナフサ分解プラントなどを建設する通称「大エチレン計画」が、対象プロジェクトに含まれないことが確定した。7日付経済日報が報じた。
今回の工信部発表によると、ナフサプラント設置に対してはすべて地場メーカーの計画が承認されることとなった。台プラが「大エチレン計画」を進める浙江省には、ナフサプラント設置が3基までしか認められないが、地場業者により枠が埋まっており、台プラの計画が12次5カ年計画の対象となることは難しいとの見方が業界で出ていた。
なお、台湾聚合化学品(USI)、李長栄化学工業(LCYケミカル)、和桐化学(HT)、中国石油化学工業開発(CPDC)などが福建省漳州市の古雷半島で製油・ナフサプラントを建設する計画についても「実現性を積極的に検討する」との評価にとどまり、業界では中国政府が台湾石化業者に対し、川上分野への投資を開放する考えがあるのかどうかに疑念の声が出ている。
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