ニュース その他分野 作成日:2012年2月8日_記事番号:T00035262
財政部が7日発表した1月の貿易総額は、輸出総額が前月比12%減、前年同月比16.8%減の210億8,000万米ドル、輸入総額は前月比4.5%減、前年同月比11.9%減の206億6,000万米ドルとなった。しかし減少は春節(旧正月)9連休の影響で、連休前の1~20日の統計では輸出が前月同期比3.3%増、輸入が同8.2%増だった。特に2カ月連続の前月比減が続いていた輸出額が上向いたことに、林麗貞・財政部統計長は経済が安定していることを示すと強調した。ただ、春節前にメーカーが出荷を急いだという側面もあり、この時期の貿易状況は1月と2月合計でより明確となると財政部は指摘した。8日付工商時報などが報じた。
1月の輸出額の仕向け先別比率では、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国が全体の17.8%と、昨年11月の18.6%に次ぐ過去2番目の比率を占めた。一方、中国(香港含む)は35.9%で2007年2月以来の最低となった。ただ、これについても春節要因が働いていると財政部はみている。
なお林統計長は、現在のところ世界経済にさらなるマイナス要因は出ておらず、大幅な景気後退は見られないことから、台湾経済も2月以降、安定した成長が望めるとの楽観見通しを示した。
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