ニュース 公益 作成日:2012年2月8日_記事番号:T00035263
仏紙ルモンドが、台湾は放射性廃棄物の処理が不適切なため、原子力発電所などで大事故が起きる可能性があると報じた。台湾では3カ所で6基の原発が稼働中だが、いずれも原子炉の冷却プールに高濃度の使用済み核燃料が貯蔵されたままで、当初予測の4倍の量に達しているという。中央社が7日伝えた。
行政院原子能委員会(原能会)物料管理局の邱賜聡局長は同紙の取材に、「最も早く稼動した原子炉の冷却プールは2014年に容量が満杯になるため、乾燥貯蔵を急いでいる」と話している。
また台湾政府は1980年代に台東県・蘭嶼島に低濃度放射性廃棄物の臨時貯蔵施設を建設したが、台湾放射能安全協会の張武修会長によれば「5年で満杯になった」という。さらに99年以降、同島の田んぼからセシウム137が検出されており、放射能が施設の外に漏れた可能性もあるという。
英科学誌ネイチャーは昨年4月、台湾の第1原発(新北市石門区)と第2原発(同市万里区)は首都の台北市から20~30キロしか離れていない場所にあるため、世界で最も危険な3大原発に挙げていた。
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