ニュース 石油・化学 作成日:2012年2月8日_記事番号:T00035275
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の化学繊維メーカー、遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)は7日、中国・江蘇省揚州市の現地法人「遠紡工業(揚州)」に14億4,700万台湾元(約38億円)の増資を行うことを経済部投資審議委員会(投審会)に申請したと発表した。8日付経済日報が伝えた。
今回の増資は、ペットボトルの原料となるPETチップ工場の建設が目的だ。同社は台湾と上海でPETチップを生産している。2015年の揚州工場完成後は、中台合計のPETチップ生産規模が現在の年100万トンから170万トンに増える見通しだ。
証券業界は、遠東新世紀の顧客である統一企業集団(ユニ・プレジデント)、頂新国際集団、旺旺集団などの台湾系食品大手の中国事業拡大に伴い、PETチップ需要が拡大していることが背景にあるとみている。
遠東新世紀は昨年11月、中国石化儀征化繊(イージャン・ケミカル)と合弁で6億米ドルを投資し、揚州市に高純度テレフタル酸(PTA)工場(年産200万トン)を建設することを明らかにしていた。操業開始は2014年第4四半期の予定だ。
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