ニュース 電子 作成日:2012年2月8日_記事番号:T00035279
ノートパソコン受託生産大手の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、インテル主導で業界に広がる超薄型軽量ノートPC「ウルトラブック」のコンセプトに対抗し、プロセッサー大手の米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)と共同で「ウルトラシン(Ultrathin)」と名付けた新コンセプトを開発し反撃を図る。8日付工商時報が伝えた。
コンパル・AMD陣営は、32ナノメートル製造プロセスを採用したアクセラレーテッド・プロセッシング・ユニット(APU)「トリニティー」を採用した超薄型軽量ノートPCを「ウルトラシン」と命名した。厚さを1.8センチに抑え、目標価格を600~800米ドルに設定した。低価格戦略で薄型PC市場でのシェア獲得を目指す。
インテルが昨年発表した「ウルトラブック」概念は、既にノートPC業界に広く浸透し、3月には22ナノ製造プロセスによるインテルの次世代プロセッサー「アイビーブリッジ」の発売により、第2世代のウルトラブックが市場に登場する見通しとなっている。
ウルトラシンはそれに対抗するもので、AMDの曽銘仁・台湾地区担当総経理は「ODM(相手先ブランドによる設計・製造)業者は単に生産を受託するだけではない。AMDはコンパルと協力し、ウルトラシンの参考デザインをPCメーカーに提供し、新興市場でのビジネスチャンスをつかみたい」と述べた。
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