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Mスターがノキアから受注、台湾IC設計で初


ニュース 電子 作成日:2012年2月8日_記事番号:T00035281

Mスターがノキアから受注、台湾IC設計で初

 8日付工商時報によると、テレビ用IC設計大手、晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)が、ノキアのサプライチェーン入りを果たした。既にフィンランドに人員を派遣しており、早ければ今年半ばに出荷を開始するとみられる。

 工商時報は、米テキサス・インスツルメンツ(TI)が昨年第4四半期に携帯電話用ベースバンドチップから撤退し、さらにインテルが独インフィニオンの携帯電話用チップ部門買収後、第2世代(2G)移動通信規格用ベースバンドチップから撤退したため、MスターがTIに代わりノキアのサプライヤーとなったと指摘した。

 Mスターの携帯電話向けチップによる売上高構成比は10%に満たないが、ノキアの2Gチップ需要は年間1億個に上るため、Mスターの業績および携帯電話市場における地位の向上、さらに同社が3G携帯電話市場参入に向けた「訓練」のチャンスを手に入れたことになる。