ニュース 社会 作成日:2012年2月9日_記事番号:T00035291
中国人民解放軍と密接な関係がある工作船が今月2日、貨物船を偽装して高雄港に寄港していたことが判明した。同船舶は悪天候を理由に高雄港外に停泊したが、解放軍との連絡が台湾情報当局に傍受され、南シナ海海域で活動する解放軍系の工作船「穂救201」であることが判明したという。9日付蘋果日報が伝えた。
問題の船舶はパナマ船籍で、中国の青島港を出港し、九州沖を経て、台湾海峡から2月午後に高雄港に到着。旗津沖に停泊し、3日午前に出港した。高雄港務局は国際的慣例に従い、同船舶の停泊を認めたという。
台湾海軍は当初、同船舶が商船用の通信手段を用いていたため、工作船であることを見抜けなかった。解放軍は台湾沖で海洋調査船、電子偵察船のほか、工作船を使い、情報収集活動を行っているとされる。
淡江大戦略研究所の翁明賢所長は「中国の海洋調査船は台湾周辺で調査活動をしても、台湾の港に入ることはなかった。しかし、工作船は今回、海上避難という形で初めて台湾の重要港湾に入った。台湾側を試す意味合いが濃いのではないか」と述べ、安全保障当局に対策を求めた。
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