ニュース 家電 作成日:2012年2月10日_記事番号:T00035329
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)が親会社の鴻海精密工業に、液晶モニターの受託製造業務を移管するもようだ。移管後、鴻海は生産ラインを中国に移転し、傘下のリソースを結集して受注拡大に努めるとみられ、今年は液晶モニター受託生産市場の勢力図に大きな変動が起きる可能性も出てきた。10日付電子時報が伝えた。
業者によると、奇美電は近年、液晶モニター受託生産事業は利益が少ないことを理由に積極的に受注していなかった。このため昨年の出荷量は2,400万~2,500万台にとどまり、同業最大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)の約6,000万台に大差をつけられた。
液晶モニターは市場浸透率が既に高い上に、タブレット型パソコンやネットブックの浸透に押され、市場規模は頭打ちになっている。今年の世界での需要は前年並みの1億6,000万台~1億7,000万台と予測され、うちTPVが6,500万~7,000万台を占めるとみられている。
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