ニュース 電子 作成日:2012年2月10日_記事番号:T00035333
アップル製品などを受託生産する鴻海科技集団(フォックスコン)の発注システムやメールサーバーがこのほど、「Swagg Security」と名乗るハッカー集団によって攻撃され、不正な注文を受けたり、郭台銘董事長の個人メールが公開されるなどの被害が出ている。ハッカー集団は鴻海サイトへの攻撃について、「鴻海が提供する労働環境に失望したためだ」などと主張する声明を発表しており、最近の報道で明らかになった同社中国工場の過酷な労働状況への抗議が目的とみられる。10日付蘋果日報が報じた。
このハッカー集団は「グレイハット」と呼ばれる、システムのセキュリティーホールを突いてデータを盗み、これを公表するという手口を用いている。今回は鴻海従業員が使用しているブラウザのセキュリティーホールを利用して侵入し、大量の重要データやシステムのユーザー名およびパスワードを盗み出した上でネット上に公開した。
このユーザー名とパスワードを使用すればアップルやマイクロソフトを偽って鴻海に発注を行うことができる。既に不正な発注が行われたもようで、鴻海は同サイトを閉鎖した。
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