電子機器受託メーカー、和碩聯合科技（ペガトロン）が９日発表した１月の連結売上高は、前月比14.5％増の468億200万台湾元（約1,200億円）だった。米アップルのスマートフォン「iPhone 4S」人気で、春節（旧正月）連休を返上して出荷を急いだことが奏功した。10日付工商時報が伝えた。
ペガトロンによると、１月ノートパソコン出荷台数は季節要因で前月比２けた減となったが、通信関連製品およびコンシューマー向け電子製品が好調だった。このことがノートＰＣ受託メーカーで唯一の前月比増収につながった。
ペガトロンは２～３月について、インテルの次世代プロセッサ「Ivy Bridge」発売を前に、顧客からの需要が弱まると予測。ただ市場では、「iPhone 4S」の受注安定で、２～３月連結売上高も悪くないとみられている。
