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国連加盟聖火リレー終わる、「国民党にだまされるな」集会で批判


ニュース 政治 作成日:2007年11月5日_記事番号:T00003535

国連加盟聖火リレー終わる、「国民党にだまされるな」集会で批判

 
 台湾の名称による国連加盟を訴えて全島を11日間で一周した民進党の聖火リレーが3日、ゴールの台北市に到着して終了した。同日夜の集会では、陳水扁総統と総統候補の謝長廷氏、副総統候補の蘇貞昌氏ら民進党幹部が演説し、国民党が最近、党内文書から「国家統一綱領」「1992年の共通認識(一つの中国、それぞれの解釈)」という文言の削除を決めたことについて、「政権奪回に向け台湾人民をだまそうとするものだ。絶対にだまされてはならない」などと声高に訴えた。

 このうち、蘇貞昌氏は「国民党が中華民国の名義で国連に復帰しようというのは、総統の座が欲しいからだ」と批判。

 陳水扁総統は同日、台北県内での遊説で「『92共識』とは馬英『九』の『二』つの共通認識という意味で、それはすなわち『一つの中国』と『両岸(中台)の究極的な統一』だ」と述べた。

 一方、陳総統は集会で、台湾の国連加盟に向けた第2段階の署名について、すでに300万人近く集まっているとして、来年3月の総統選と同時に行う、同テーマの住民投票で1,000万票の賛成票を獲得したいという目標を明らかにした。