ニュース 金融 作成日:2012年2月13日_記事番号:T00035350
国泰世華銀行はこのほど、スマートフォンによってクレジットカードを利用できるサービスを、業界で初めて導入した。台新銀行、玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)も申請しており、近く参入が見込まれる。当初は3行合計で5,000台の利用を見込む。12日付聯合報が伝えた。
行政院金融監督管理委員会(金管会)はスマートフォンによるクレジットカード決済サービスの本格的な普及が進むとみて、中華民国銀行公会から提出されたモバイル決済安全管理基準に関する審議を進めている。
クレジットカード大手のマスターカード・ワールドワイドによると、3行が採用しているのは、スマートフォン本体の後部に差し込み式のアダプターを装着するタイプ。台湾全土の近距離無線通信規格(NFC)用決済端末を備えた加盟店約2万カ所のほか、台北都市交通システム(MRT)や台湾高速鉄路(高鉄)の自由席など公共交通機関の乗車にも使用できる。
ただ、アダプターの価格は1,580台湾元(約4,200円)と高価なことが普及に向けたネックだ。このため、業界ではクレジットカード番号を記録したチップをSIMカードと同様に本体に差し込む方式の導入なども検討されている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722