ニュース 食品 作成日:2012年2月13日_記事番号:T00035353
飲料大手、黒松や泰山企業の中国事業は、原材料価格高騰が響いて昨年も赤字だった。11日付工商時報が報じた。
9年前に中国市場に進出した黒松は昨年、人気アイドルを広告に採用して5割の増収を目指したが、結果は10~15%(1億1,000万~1億5,000万人民元相当=約13億6,000万~18億5,000万円)成長にとどまった。また、これまで15億台湾元(約40億円)を注ぎ込んだ蘇州工場に600万米ドルの追加投資を決め株主から疑問の声も上がったが、中国市場をあきらめず、今後も生産能力を高めて販売エリアを広げると説明した。
泰山企業は漳州工場(福建省)で昨年の売上高が2割増となったが、証券会社はそれでも赤字と予測した。同社は今年、デザートチェーン「仙草南路」を上海、成都などにも出店し、現在の15店から30店以上まで拡大する計画だ。ただ内装費用がかかるため、損益均衡は困難と証券会社はみている。
ペットフードなどの福寿実業は昨年、小幅な赤字だったが、ペットフード輸出量が福建省で首位にあり、今年は損益均衡を目指すと表明した。
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