13日付工商時報によると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）の超薄型軽量ノートパソコン、「ZENBOOK」の組み立てを担う和碩聯合科技（ペガトロン）が、第１四半期で受注を打ち切る意向を示したようだ。ＡＳＵＳは、もともと委託先は１社に限定していないとコメントした。
日本でも１月に発売された「ZENBOOK」の新色「さくらピンク」（ＡＳＵＳ提供）
ペガトロンの受注終了は「ZENBOOK」の外観、内部構造が「MacBook Air」と酷似していると業を煮やしたアップルが、「ZENBOOK」サプライチェーンに対し、どちらのサイドに付くか選択を迫った結果と観測されている。ペガトロンは昨年「iPhone」を受注し、タブレット型ＰＣ次世代機種「iPad3」受注も狙っているとされる。
「ZENBOOK」の今後の受注先は、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が「MacBook Air」を独占受注しているため、ＡＳＵＳの主要生産委託先の一つ、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）か、今年からＡＳＵＳのタブレットＰＣを受注している緯創資通（ウィストロン）の呼び声が高い。
