ニュース 電子 作成日:2012年2月13日_記事番号:T00035359
ノートパソコン業界では、従来型のノートPCより利益率が高い超薄型軽量ノートPC「ウルトラブック」に対する期待が大きいが、13日付電子時報は、ウルトラブックの本格普及が来年にずれ込むとの見通しを示した。
業界関係者は、同機種の生産コストが依然高止まりしていることがネックだと指摘。特にフラッシュメモリーを用いるドライブ装置、SSD(ソリッドステートドライブ)は、従来型のハードディスクの10倍以上となるほか、薄型パネルの採用などもコストを押し上げている。そのような中、各社はガラス繊維に従来型ハードディスクを組み合わせるなど、部品コストを圧縮し、第2四半期以降に799米ドル前後の低価格機種を発売すると見込まれる。ただ、メーカーにとって低価格機種の投入は利ざやの縮小を意味するため、対応は慎重だ。宏碁(エイサー)も「ウルトラブックの価格戦略を見直し、低価格製品で争わない」としている。
電子時報は「低価格商品が投入されても製品規格や外観が消費者の関心を集めるには至っておらず、消費者が積極的に購入を開始するのは、来年になるのではないか」と分析した。
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