ニュース 電子 作成日:2012年2月13日_記事番号:T00035367
13日付工商時報によると、液晶ディスプレイ(LCD)ドライバIC設計大手、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)がシャープから大型液晶ディスプレイ用ドライバICを受注したもようだ。シャープに同製品を供給していたルネサスエレクトロニクスは先月末、同製品からの撤退を表明している。
ノバテックの初期受注量はシャープ全体の1割を占め、早ければ今年第3四半期にも量産・出荷を開始すると観測されている。王守仁・同社総経理は先週の業績説明会で直接的なコメントは避けたものの、「ライバル社の撤退が当社に大型パネル市場でのシェア向上のチャンスをもたらした」と語っている。
また、アップルが今年中に発売すると伝えられる新コンセプトのスマートテレビ「iTV」はシャープの液晶パネルが採用され、これによりノバテックもアップルのサプライチェーン入りを果たすと業界ではみられている。
なお、ノバテックの1月売上高は前月比9%減の23億2,200万台湾元(約61億円)で、2009年4月以来で最低となった。しかし王総経理は、第1四半期は売上高が毎月増えると自信を示した。第1四半期通期では前期比10%の減収と予測されている。
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