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福建平潭島の総合実験区、監督職に台湾人登用を計画


ニュース その他分野 作成日:2012年2月15日_記事番号:T00035402

福建平潭島の総合実験区、監督職に台湾人登用を計画

 中国・福建省の蘇樹林省長は14日、中国政府が海峡西岸経済特区の拠点と位置付ける同省平潭島の総合実験区開発に当たり、同区管理委員会副主任など実験区開発の監督職に台湾人を積極的に登用する考えを明らかにした。20人前後の台湾人材を招聘する方針で、ほかに経済発展局、環境・国土資源局、交通・建設局の各副局長などのポストを用意するという。15日付工商時報が伝えた。

 同区の管理委員会副主任は中国政府の副庁長や局長らと同じ等級で、年収は最高60万人民元(約747万円)に上るという。その他のポストも年収は20万~60万人民元で、採用期間は3年(試用期間1年)となる見通しだ。

 なお招聘対象となる産業は、台湾が経営や技術で中国をリードする石油・化学、液晶パネル、通信、物流などが挙がっている。

 また平潭島では今後、台湾人の就業を全面的に開放する方針で、台湾での広報活動を予定しており、蘇省長も「年内に台湾に行きたい」と話している。