ニュース 金融 作成日:2012年2月15日_記事番号:T00035406
陳冲行政院長は14日、台北市、新北市、高雄市で計100人を対象に年内にリバースモーゲージを試験導入することを明らかにした。融資財源は政府が出資し、台湾土地銀行が代理金融機関となる。15日付経済日報が伝えた。
リバースモーゲージとは、高齢者が持ち家を担保として生活資金の融資を受け、年金形式で受け取るものだ。金融機関は加入者の生前に返済を受けるか、死亡後に不動産を競売にかけ、債権を回収する。高齢者が住宅を手放さずに生活資金を確保できるため、諸外国では年金制度の一種として定着しつつある。
陳行政院長は「リバースモーゲージは、社会福祉保険と金融を融合させ、高齢者の生活を支えるものだ」と述べた。
試験導入に向けた融資財源は、公益宝くじによる収入から3,300万台湾元(約8,760万円)を充てることが既に決まっている。
土地銀によると、申請者は▽65歳以上の独身高齢者▽時価500万元以上の不動産を保有している▽相続人がいない▽低所得者に該当せず、老人手当を受給できない──という条件を満たす必要がある。融資期間は最長30年となる。
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