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台湾東洋のリポソーム製剤、世界シェア過半を目標


ニュース 医薬 作成日:2012年2月15日_記事番号:T00035409

台湾東洋のリポソーム製剤、世界シェア過半を目標

 台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)の曽天賜副董事長はこのほど、リポソーム性抗感染剤「Lipo−AB」と抗がん剤「Lipo−Dox」で世界シェア50%以上を目指すと語った。15日付工商時報が伝えた。

 Lipo−ABは市場規模が年間25億米ドル。台湾東洋は3月にも認証を取得し、12月に六堵(基隆市)で生産を開始する予定だ。Lipo−Doxは世界需要が年間70万~80万本で1社が独占している。台湾東洋は米国で受託生産契約を結ぶ計画だ。

 同社はこのため、リポソーム注射剤を生産する桃園県中レキ(レキは土へんに歴)工場で拡張を進めている。曽副董事長によると、同工場を今後がん治療用注射剤の専門工場とし、昨年の年産42万本から来年には100万本まで拡大してアジア最大を目指す。