ニュース 電子 作成日:2012年2月15日_記事番号:T00035420
先ごろ米アップルの中国工場で、労働者が過酷な条件の下で労働を強いられていると米大手メディアが報道したことを受けて、労働団体のフェア・レーバー・アソシエーション(FLA、本部ワシントン)はこのほど、アップルからの委託を受け、同社製品の組み立てを行う鴻海科技集団(フォックスコン)をはじめ、サプライヤーの工場に対し労働実態調査を実施すると発表した。これに対し、鴻海や和碩聯合科技(ペガトロン)、広達電脳(クアンタ・コンピューター)など組み立てメーカーは積極的に協力する姿勢を示しているが、部品サプライヤーの多くは、メディアに対するコメントを避けており、供給チェーンに緊張感が走っている。15日付蘋果日報が報じた。
鴻海の邢治平広報担当は14日、FLAの調査が13日から2週間の予定で始まったことを明らかにし、「顧客が満足できる委託パートナーとなれるよう、結果報告が出れば全力で改善に努める」と語った。
観測によるとFLAの調査は、鴻海の▽深圳龍華工場(広東省)▽観瀾工場(同)▽成都工場(四川省)▽鄭州工場(河南省)──の4工場エリアで実施され、生産ライン、従業員宿舎、その他施設の視察、従業員へのインタビュー、労働時間、賃金、安全性、雇用関連の文書に対する検査など、多岐にわたるとされる。
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