ニュース 社会 作成日:2012年2月16日_記事番号:T00035428
連日の大活躍で今や「時の人」となったNBA初の台湾系米国人選手、ニューヨーク・ニックスのジェレミー・リン(23・林書豪)。台湾時間15日の対ラプターズ戦では、試合終了0.5秒前に決勝スリーポイントシュートを決め、16日の対キングス戦でもキャリア最高の13アシストをはじめチームを率いる力強いプレーを見せ、ニックスに7連勝をもたらした。
とどまるところを知らない活躍に、台湾メディアは新たな「台湾之光(台湾人の星)」誕生として大々的に報じている。リンの名前をもじった「Lin−sanity(リンの狂気)」、「Lin−possible(リンが可能にする)」、「Lin−credible(驚くべきリン)」といった米国での造語が台湾のテレビコマーシャルでも嬉々として使われている。
リンの両親は台湾出身だが、リン自身は米国で生まれ育った。このため「明らかに米国人なのに、なぜ『台湾之光』なのか。身内のように持ち上げるのはおかしい」という声もある。実際にリンが台湾に来たのは一昨年に慈善試合で招かれた時の1回だけだ。
リンの活躍は中国でも大々的に報じられている。リンの母方の祖母は中国浙江省出身で、リンも以前米メディアに対するインタビューで、「両親が台湾出身であること。チャイニーズであることを誇りに思う」と語っている。ただ、リンの両親は1970年代に米国に渡っており、その頃の国民党一党支配の台湾では今よりもはるかに台湾人意識が薄く、「チャイニーズ」は当たり前だったので、リンはあまり意識せずに語ったのではないかとの見方もある。
リンは15日の試合前、「自分は何人だと思っているか?」という質問に対し、「答えたくないし気にしていない。答えを考えるつもりもない」と語った。面倒なことを起きるのを避けたいのか、本当に関心がないのかは不明だ。なお、彼の父親である林継明氏は「林家は台湾人だ」と語っているということだ。
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