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中国資本の外資系銀行、支店開設解禁へ


ニュース 金融 作成日:2007年11月5日_記事番号:T00003544

中国資本の外資系銀行、支店開設解禁へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は、中国の大手銀行が続々と海外銀行の買収を進めていることを受け、出資比率や取締役会に占める中国側関係者の割合など一定条件を満たせば、中国資本が出資する外資系銀行による台湾での支店開設を認める方向で検討している。中国の銀行による台湾での事務所開設についても、必要に応じ検討していく方針だ。5日付経済日報が伝えた。

 中国工商銀行は先月25日、南アフリカ共和国のスタンダード銀を56億米ドルで買収すると発表したほか、数日後には中国銀行が英スタンダード・チャータード銀行を買収するという情報が市場に流れた。中国の大手銀行が著名な外銀を買収しようとする動きを本格化させ、金管会は支店開設規定の見直しを迫られた。

 金管会の胡勝正主任委員は、「こうした問題は近い将来に必ず発生するため、対策を立てておく必要がある」と指摘した。その上で、支店開設を認める際の基準となる出資比率については、政府系株主の影響力などを案件ごとに判断することになるとの見通しを明らかにした。