ニュース 石油・化学 作成日:2012年2月16日_記事番号:T00035444
ポリ塩化ビニル(PVC)メーカー、華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチック)が高雄市に設置した年産能力17万トンの新工場が3~4月に正式稼働に入り、フル稼働が可能になるもようだ。同新工場は、華夏傘下で、PVC原料の塩化ビニルモノマー(VCM)大手、台湾氯乙烯工業(TVCM)の高雄工場エリア内に設置し、昨年9月から試験運転を行っていた。16日付経済日報が報じた。
業者によると同工場の稼働率は既に50%前後となっており、台湾内外の川下メーカーの認証を受けている。また、高雄市政府に毒物取扱許可を申請中で、関連手続きが順調に進めば3月にもフル稼働が可能になる。
アジアのPVC相場は現在、PVC加工業者が春の需要期に向け材料調達を進めていることから、直近2カ月で15%以上値上がりし、1トン当たり1,000米ドルに達しており、今後も上昇が続くとみられる。
また、中国が今年、多くの公営住宅建設や公共工事などを計画しており、同国でのPVC需要が伸びると予測されることから、華夏は高雄新工場が本格稼働すれば、今年は連結売上高で40%以上の成長も可能と証券会社はみている。
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