ニュース 運輸 作成日:2012年2月16日_記事番号:T00035455
復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)の林明昇董事長は15日、中台間と国際線の定期便を5年以内に倍増させると語った。実現すれば、合計60路線以上になる見通しだ。日本や韓国などアジアの主要都市を全面カバーするほか、シドニー、グアム、東欧などへの就航を目指す。16日付経済日報などが報じた。
シンガポールで行ったエンジン調達契約式典には、林明昇・復興航空董事長(左2)、デビッド・ヘスP&W社長(右2)などが出席した(15日=中央社)
復興航空の中台間と国際線の定期便は現在約30本で、うち国際線が約10本だ。林董事長は新機体を導入して座席数を毎年20%ずつ増やすと同時に、新路線を次々と開設すると意欲を示した。就航先は、日本、韓国、香港、マカオ、タイ、インドネシア、マレーシアを予定している。エアバスA330型機の取得後は、飛行時間9時間以内のオセアニアや中東にも就航都市を拡大したい考えだ。
復興航空の現在の保有機数は自社機体が16機、リース機体が1機。来月リース機体を1機(A320型機)増やす。この2年で発注した新機体は20機に上る。このうちA330−300型機2機が今年11月以降に引き渡される見通しで、A321型機6機とA321neo型機12機(うち6機は追加発注)は2020年までに引き渡しの予定だ。
エンジン27基の調達契約
このA321neo型機12機などに使用するため、復興航空は同日、航空用エンジン世界3位のプラット・アンド・ホイットニー(P&W)と航空機用エンジン27基の調達契約を結んだ。契約額は約3億米ドル。17年から納入される予定だ。
林董事長によると、現在のエンジンより燃料の使用を15%削減でき、機体の性能と燃費を最適化できるほか、二酸化炭素(CO2)排出量を減らせ、騒音も抑えられるという。
整備ハンガーにも意欲
林董事長は、桃園国際空港で航空機整備ハンガーの建設準備を始めたことも初めて認めた。少なくともA330型機2機を停留できる広さで、「用地さえ確定すれば1年で作る」と語った。現在、計画を空港側に申請している。
完成すれば中華航空(チャイナエアライン)、長栄航空(エバー航空)に続き、整備ハンガーを擁する台湾3社目の航空会社となる。自社の機体だけでなく、他社の機体の整備を請け負うことも検討している。
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