ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

北京市長が来台、文化交流が目的


ニュース 政治 作成日:2012年2月17日_記事番号:T00035462

北京市長が来台、文化交流が目的

 郭金龍・北京市長が16日午後5時ごろ桃園国際空港に到着し、北京市長として初の訪台を果たした。今回の訪問は、同日から台北市で始まった文化交流イベント「北京文化周」参加が主な目的で、これまで訪台した他の省市長のように台湾企業からの大規模な調達などは行わない。滞在は6日間の予定だ。17日付聯合報などが報じた。


伯雄国民党名誉主席(右)は郭金龍北京市長(左)に阿里山の水墨画を贈り歓迎した(16日=中央社)

 随行員を数百人引き連れて台湾に到着した郭北京市長は、まず面識のある連戦・国民党名誉主席を訪問し、旧交を温めた後、円山大飯店(グランドホテル)で呉伯雄・国民党名誉主席が開いた夕食会に出席した。その席であいさつに立った郭市長は、「平和的発展が両岸(中台)に恩恵をもたらす。平和こそが両岸の利益となる」と強調した。

 一方、郭市長が桃園空港に到着した際、気功団体、法輪功のメンバー約80人、およびチベット人が抗議に詰め掛け、警備員200人との間で衝突が発生した。これに先立って一部台北市議と法輪功は、郭市長は2008年の北京五輪の際に法輪功メンバーを大量に逮捕し、拷問などを加えたほか、かつてチベット自治区書記長を務めた際にも弾圧を加えたなどとして、郝龍斌台北市長に対し郭市長と会うべきではないと呼び掛けた。