ニュース 公益 作成日:2012年2月17日_記事番号:T00035465
17日付自由時報によると、台湾電力(台電)は今月末に陳冲行政院長に対し、第4原子力発電所(新北市貢寮区)に関する業務報告を行う。台湾電力は現在、第4原発の建設費を563億台湾元(約1,500億円)追加計上する方向で検討しており、総工費は当初計画を94%上回る3,300億元に達する見通しとなった。

報道を受け緊急記者会見を開いた台電は、第4原発の工期と投資額を検討中だと説明した(17日=中央社)
商業運転の開始時期は早くても2016年にずれ込む見通しで、安全性論議のほかに「金食い虫」としての批判がさらに高まるのは必至だ。
建設費は既に4回も増額されており、台電幹部は「自分でも予算の増額回数がはっきりしないほどだ。恐らく世界でコストが最も高い原発になる」と語った。
台電の陳貴明董事長は過去に、商業運転が1カ月先送りされるごとにコストが6億元膨らむとの試算を示している。経済部能源局も最近、第4原発の建設費が少なくとも3,119億元に達するとの試算をまとめていた。
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