太陽電池大手の昱晶能源科技（ジンテック・エナジー）は16日、欧州の同業大手と先進技術および製造分野で提携したと発表した。期間は５年で、欧州メーカーが技術を提供し、ジンテックが製造を受け持つ。今後、毎年、数百メガワット（MW）規模の受注が見込めそうだ。17日付経済日報が伝えた。
ジンテックは提携先を明かしていないが、観測では欧州２位の独ショット・ソーラーの名前が挙がっている。
ジンテックによると、提携先の技術水準は高く、単結晶シリコン太陽電池の変換効率は20％近い。ジンテックの低コスト製造の強みが加われば、今回の提携は「１足す１は２」以上の効果が期待できるとしている。
ジンテックはシャープ、米国のサンエジソンとも提携しており、今回の提携で、日米欧の３大市場の足場を固めた格好だ。
