ニュース 石油・化学 作成日:2012年2月17日_記事番号:T00035475
力麗集団傘下のナイロン大手、力鵬企業は16日、中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)から原料のカプロラクタム(CPL)の供給契約解除を通告されたことを受け、中石化に損害賠償を求める方針を明らかにした。17日付経済日報が伝えた。
力鵬はCPLの供給不足により、ナイロンの減産を余儀なくされている。現在3月分までの受注があるが、原料不足で設備稼働率が5~6割まで落ち込んでいる状況だ。力鵬は独BASFからもCPLを調達しているが、必要分を確保するのは難しく、第1四半期の業績に影響が避けられない見通しだ。
中石化は力鵬が昨年11月に購入したCPLが当初確約した調達量に満たず、損失が生じたとして、力鵬への供給契約の解除を決めた。中石化は別のナイロンメーカー、集盛実業に対しては供給を継続している。
力麗集団は中石化に4.3%を出資する大株主だけに、大株主への原料供給をストップする異例の事態には他に何らかの原因があるのではないかとの憶測も呼んでいる。
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