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カムリの安値戦略、日本車の値上げに待った


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2012年2月20日_記事番号:T00035500

カムリの安値戦略、日本車の値上げに待った

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車が台湾初の現地生産ハイブリッド車(HV)「カムリ・ハイブリッド」を、市場予測を20万台湾元も下回る106万9,000台湾元(約288万円)で発売したことを受け、日系自動車メーカー各社の値上げの動きに待ったがかかった。18日付工商時報が伝えた。

 日系メーカーは当初、円高進行を受け、春節(旧正月)後に値上げを計画していた。しかし、和泰の安値攻勢を受け、各社は日本の本社と値上げの再検討に入った。

 ある日系メーカーは、カムリ・ハイブリッドの価格発表を受け、「排気量2,500cc以上のカテゴリーはますます販売が難しくなる」と述べた。各社は販売の重点を価格が割安の2,000ccクラスへと変更し、カムリ・ハイブリッドとの正面対決を避ける構えだ。

 業界では、カムリ・ハイブリッドと直接競合する他社のモデルは値上げが困難とみている。裕隆日産汽車は18日、カムリと競合するティアナの値上げを見送ることを決めた。