ニュース 電子 作成日:2012年2月20日_記事番号:T00035507
プリント基板(PCB)製造の敬鵬工業は17日、タイの関連会社Dracoの第三者割当増資に応じ、約2億5,000万台湾元(約6億8,000万円)の追加投資を決めた。同社に対する出資比率は従来の24%から43.25%になる。タイでは外国人による出資比率は49%を超えることはできないが、敬鵬工業は今回の出資で発言権を高め、タイにおける自動車用PCB基板市場で商機獲得を狙う。18日付経済日報が報じた。
Dracoは昨年のタイ大洪水で工場1階部分が水没し、第4四半期は生産を停止したが、復旧は急速に進んでおり、第2四半期には再開できる見通し。稼働再開初期は安定した受注が見込める自動車用PCB基板を中心とする。片面基板、銀スルーホールの生産能力150万平方フィート、30万平方フィートまで回復するほか、将来的には多層基板の生産も計画中だ。
敬鵬工業の台湾工場および中国江蘇省の常熟工場は、タイ洪水による発注シフト効果で受注が増え、その恩恵はDracoの損失を上回った。また昨年下半期の自動車用PCB基板売上高は上半期比5割増で全体の6割を占めた。
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