ニュース 電子 作成日:2012年2月20日_記事番号:T00035511
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は17日、今年から2014年にかけ返済期限を迎える債務の繰り延べで、台湾銀行を筆頭とする債権団と基本合意した。18日付工商時報が伝えた。
合意内容は▽今年と来年に返済期限を迎える債務(1,500億台湾元=約4,000億円)を3年間の分割返済とする▽14年に返済期限を迎える債務を2年繰り延べる▽貸出金利を0.7%上乗せする——などが柱。債権行の董事会での決議を経て、3月末までに正式決定する。
金利部分については、債権団が1%の上乗せを主張したのに対し、奇美電は上乗せ幅を0.5%に圧縮するよう要求し、折衝が進められた。
債権団幹部は「今回合意した金利と繰り延べ方式で、奇美電は苦境を乗り切ることができる。銀行は十分な誠意を示しており、今度は奇美電の(空席となっている)董事長の早期選出、大株主による増資引き受けを見守ることになる」と述べた。
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