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11年の国際収支、過去4年最低の62億ドル黒字


ニュース その他分野 作成日:2012年2月21日_記事番号:T00035520

11年の国際収支、過去4年最低の62億ドル黒字

 中央銀行の20日発表によると、2011年の国際収支は62億4,000万米ドルの黒字となったものの、黒字額は08年以来で最低となった。経常収支は412億7,000万米ドルの黒字、資本収支は欧州債務危機の影響で、過去2番目に多い316億2,000万米ドルの赤字となった。21日付蘋果日報が伝えた。

 資本収支のうち証券投資は純流出額が過去最高の161億9,000万米ドルに上り、08年の金融危機発生時を上回った。中央銀行経済研究処の陳一端副処長は、昨年は年間を通じて外資の流出が目立ち、特に第3四半期に多かったと述べた。

 一方、11年通年の観光収支は初めて黒字転換を果たし、過去最高の9億3,000万米ドルを記録した。

 なお、昨年第4四半期は、経常収支が121億米ドルの黒字、金融収支が122億8,000万米ドルの流出となり、同期の国際収支は2億1,000万米ドルの黒字で、前期の赤字転落から再び黒字に転換した。また、同期の投資収支は直接投資が35億3,000万米ドルの純流出、証券投資が5億4,000万米ドルの純流出で、うち台湾からの対外証券投資額は12億3,000万米ドルの純流入、非居住者による証券投資は17億7,000万米ドルの純流出となった。