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中石化、力鵬企業を契約不履行で提訴へ


ニュース 石油・化学 作成日:2012年2月21日_記事番号:T00035525

中石化、力鵬企業を契約不履行で提訴へ

 中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)は20日董事会を開き、力麗集団傘下のナイロン大手、力鵬企業が当初契約通りにカプロラクタム(CPL)の購入に応じず、損失が生じたとして、同社を提訴することを決めた。賠償請求額は5,000万台湾元(約1億3,500万円)を上回るとされる。21日付工商時報が伝えた。

 中石化は力鵬企業が大口の発注を行いながら、購入契約を履行しなかったと主張。中石化の董事会は「力鵬企業の契約不履行で在庫圧力が増し、昨年11月下旬から12月にかけ減産に追い込まれ、川下メーカーに安値で処分したことで実質的に損失が出た」と指摘した。

 一方、力鵬企業は同日、中石化に対し、従来の契約通りにCPLの供給に応じるよう文書で要請した。力鵬企業は当初、中石化から不合理な形で供給契約解除を通告され、ナイロンの減産を余儀なくされたとして、中石化に損害賠償を求める可能性も示唆していた。