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義聯のベトナム製鉄所計画、JFEが主導も


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年2月21日_記事番号:T00035529

義聯のベトナム製鉄所計画、JFEが主導も

 21日付経済日報によると、義聯集団(Eユナイテッド・グループ)が1,000億台湾元(約2,700億円)以上を投じてベトナム中部クアンガイ省ズンクアット経済区で建設を進める大型製鉄所「広聯大製鉄所」に関し、日本のJFEスチールが関心を示しており、先週、同社幹部が高雄の義聯本部を訪れて計画についての確認を行ったもようだ。義聯集団の林義守董事長は20日、「必ずしも主導権を握る必要はなく、皆に利益があるならば話し合いは可能」と語っており、今後JFEが計画を主導する可能性もあると経済日報は指摘している。

 市場関係者によると、広聯大製鉄所はグループ傘下の燁輝企業、燁聯鋼鉄(YUSCO)が主要株主で、敷地面積は500ヘクタール、年産能力700万トンの高炉を2基設置する計画で、3基目を設置するための用地も残している。

 JFEはベトナムに既に単圧工場を設置しており、川上の製鉄所を取得できれば、アジア市場での展開や韓国メーカーとの競争に有利となるとして義聯の計画に強い関心を寄せているようだ。

 また林董事長によると、両グループはベトナムだけでなく中国でのステンレス事業における協力についても話し合っているという。