ニュース 電子 作成日:2012年2月21日_記事番号:T00035535
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーが発表した2月の大型液晶パネル価格動向によると、中国の新旧正月連休における川下製品の販売状況が予想を下回ったことから同市場でパネル在庫が高まっており、5カ月続いた横ばいから1〜2%の下落に転じた。在庫の増加を受けて中国の労働節(メーデー、5月1日)連休向けの需要が期待外れに終わる可能性が高まり、第2四半期のパネル価格にさらなる下落圧力が増大している。21日付工商時報が報じた。

ウィッツビュー研究部の張小彪副総経理によると、中国市場における液晶パネル在庫水準は適正値より1週間上回っている程度で許容範囲内だが、今後は非需要期に入ることから消化が期待できず、パネル調達意欲は弱まるとの懸念を示した。
2〜3月のパネル価格は、シャープや友達光電(AUO)が生産ライン稼働率を抑えていること、中国メーカーの良品率が低いことから需給バランスは均衡しており、小幅な下落にとどまるが、第2四半期はシャープが減産の継続を決めておらず、中国メーカーの生産能力もさらに高まることから下落幅が拡大する可能性がある。
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