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サムスンのLCD部門分離、台湾メーカーには一長一短


ニュース 電子 作成日:2012年2月21日_記事番号:T00035536

サムスンのLCD部門分離、台湾メーカーには一長一短

 サムスン電子が20日、液晶ディスプレイ(LCD)部門を新会社「サムスンディスプレー(仮称)」として分離することを決定したことについて、市場調査会社ディスプレイサーチの謝勤益副総裁は、台湾パネルメーカーは今後、サムスンからの受注が増える可能性があるが、一方で新会社が業績向上を狙い価格競争を仕掛ける恐れもあると指摘し、一長一短との見方を示した。21日付経済日報が報じた。

 サムスンは今後、有機発光ダイオード(OLED)技術に注力するため、昨年、7,500万ウォン(約532億円)の損失を計上したLCD部門の切り離しを決めた。新会社は4月1日に事業を開始する。

 友達光電(AUO)の李焜耀董事長は、「サムスンはこれを機に外部へのパネル販売比率を拡大するため、同業者にとって圧力が高まる」と危機感を示した。