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「総統選は蔡英文ワンマンショー」、呂秀蓮前副総統が批判


ニュース 政治 作成日:2012年2月22日_記事番号:T00035545

「総統選は蔡英文ワンマンショー」、呂秀蓮前副総統が批判

 民進党の実力者である呂秀蓮・前副総統は21日、1月の総統選挙で同党候補の蔡英文主席が敗れた要因について、「英主席のワンマンショーに終わり、経験のある実力者が応援演説に立ってもすぐ舞台から下ろされた」などと指摘し、「党の言う団結とはベテランに『黙れ』というのと同じで、国民党の集団戦術に対抗できるはずもなかった」と批判した。22日付中国時報が報じた。


呂前副総統は「民進党を変えてこそ台湾を変えられる」と訴えた(21日=中央社)

 また呂前副総統は、蔡主席が進める民進党の世代交代について、「旧世代から権利を奪い取る」やり方だと指摘、党内で経験の断絶が起きたことが戦況を見誤る要因となったと分析した。このほか蔡主席が選挙スローガンとして掲げた「Taiwan Next」について、若年層に訴えることはできたが、英語が分からないブルーカラー労働者や高齢者などに結束を促すことができなかったと批判した。

 その上で、呂前副総統は、党内には必ず優れた意見があり、異なる声に耳を傾けるべきだと強調、「われわれに言いたいことを言うなというのであれば、党内で内紛が起きる」と指摘した。