ニュース 電子 作成日:2012年2月22日_記事番号:T00035564
台塑集団(台湾プラスチックグループ)のプリント基板(PCB)メーカー、南亜電路板(NPC)の女性従業員3人が21日、記者会見を開いて「会社の人事制度に著しい性差別がある」と告発し、同じ業務内容で女性の初任給が男性よりも約2,000台湾元(約5,400円)安いほか、職位、昇進、賃上げ率にも男女差があるなどと訴えた。22日付中国時報が伝えた。
女性従業員によると、NPCでは現場の従業員が「作業員」「操作員」という2つの職種に分かれており、同じ業務内容にもかかわらず、女性のみが作業員と呼ばれ、初任給が8,500元からと、男性の初任給(1万710元)より低く設定されているという。
また、女性従業員が上司や経営陣に性差別を訴えたところ、「台プラグループのやり方だ。(創業者の)王永慶氏も『男の仕事は一家を養うため、女の仕事は家計を補うため』と言っていた」などと答えたという。
これに対し会社側は、報酬の違いは業務内容や職位によるものだとして性差別を否定。操作員(男性)は機械操作、作業員(女性)は製品の品質検査を担当していると説明した。
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