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総統選敗因で蔡民進党主席、「指導力と戦略が不十分」


ニュース 政治 作成日:2012年2月23日_記事番号:T00035571

総統選敗因で蔡民進党主席、「指導力と戦略が不十分」

 民進党の蔡英文主席は22日、総統選挙での敗因についての党内報告で、自身の指導力と選挙戦略が不十分だったと初めて認め、それらが党員間での信頼感の欠如につながったとの見解を示した。その上で「すべての責任は私が負うべき」と述べた。中台関係については「中国との問題を解決するには中国を理解する必要がある。理解するには交流しなければならない」と訴えた。23日付中国時報が伝えた。


「中国問題では、新たな路線を考えだすことが必須」と強調したが、党内で意見がまとまるかは予断を許さない(22日=中央社)

 今後の党改革の方向性としては、住民合意を結集した上での対中戦略を打ち出し、経済上の安心感を確保できる選択肢を有権者に提示し、中国に対する閉鎖的な印象を拭い去らなければならないとした。

 だが中国問題については「何を論じてもいいが内部分裂は絶対にしてはならないし、衝突を生んでもいけない」と釘を刺し、そうすることが中国への対応力に強化につながるとして党の団結を求めた。

 なお蔡主席は今月29日に主席を辞任する。3月1日から陳菊・高雄市長が代理主席を務め、5月下旬に次期主席を選ぶ党員投票が行われる。