ニュース 電子 作成日:2012年2月23日_記事番号:T00035589
台塑集団(台湾プラスチックグループ)系のDRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は22日、臨時株主総会で50億台湾元(約136億円)規模の第三者割当増資の実施を決議した。台プラ傘下の南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)が引き受けを放棄したことから、提携パートナーの米マイクロン・テクノロジーがすべて引き受け、出資比率を40%まで拡大して最大株主となった。23日付工商時報が報じた。

マイクロンの出資比率が南亜科技を上回ったことに関連して、イノテラの高啓全総経理は、「双方の当初の合弁協定を改訂しない限り、董事、監事の議席と生産能力の配分に影響は出ないが、生産能力については今後、調整が行われる可能性がある」と語った。
なおイノテラの董事12席のうち、現在マイクロン、南亜科技が各5席を占め、残り2席は独立董事となっている。
イノテラは4月にも、銀行による100億元規模の協調融資(シンジケートローン)を予定しており、今回の増資と合わせ150億元の資金調達を行う計画だ。調達した資金は3月、5月に相次いで期限を迎える海外転換社債(ECB)の償還に充てる考えだ。
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