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TSMCと鴻海、LED分野で初の協力か


ニュース 電子 作成日:2007年11月5日_記事番号:T00003559

TSMCと鴻海、LED分野で初の協力か

 
 台湾積体電路製造(TSMC)傘下の世界先進積体電路(VIS)はこのほど、鴻海精密工業の関連企業、沛キン半導体(フォックスセミコン・インテグレーテッド・テクノロジー、キンは金三つ)が出資した天鈺科技(フィティパワー・インテグレーテッド・テクノロジー)から発光ダイオード(LED)駆動ICを受注したもようだ。鴻海集団はLED事業を川上のエピタキシー生産に拡大しようとしており、世界先進がエピタキシー生産委託先となる可能性がある。5日付経済日報が市場関係者の話として伝えた。

 鴻海集団は4日、取材に対しコメントを避けた。世界先進も「LED産業の将来性を有望視しており、既にLED駆動ICの受託加工に参入したが、個別の顧客に関してはコメントできない」としている。

 事実とすれば、TSMCと鴻海がLED分野で初の協力に踏み出した動きとして注目される。同紙は来年にも国家開発基金が世界先進に対する持ち株を処分し、鴻海集団が取得する可能性を指摘している。