中華電信の呂学錦董事長は23日、スマートフォンなどモバイル機器を通じてＩＣカード「悠遊カード（イージーカード）」やクレジットカードの代金決済機能を使用できる、近距離無線通信規格（ＮＦＣ）サービスの提供を今年半ばに開始すると表明した。初期は台中市の有名な夜市（ナイトマーケット）、逢甲夜市など商店の密集エリアでの提供となる。24日付工商時報が報じた。
同日、ビジネス誌『天下雑誌』主催のフォーラムに出席した呂董事長は「デジタル経済時代ではソーシャルネットワーク、位置情報に基づくサービス、モバイル性が重要になる」とした上で、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）の隆盛を受け、こうした活動をいかに商機へと替えていくかが今後の課題になる」と話した。
